【300人調査】芸能人が経営する飲食店の認知度ランキング!話題につながる内装デザインのポイント
株式会社RAWMAN(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中野翔介)は、芸能人が経営する飲食店に対する消費者の認知度と来店意向について、全国の10代〜70代の男女300人を対象に独自調査を実施しました。
調査の結果、認知度1位の「炭火焼肉たむら」でも認知率は31.73%にとどまり、「行きたい」と答えたのは全体の36%のみ。認知度と来店意向の間には大きなギャップがあることが明らかになりました。
※本メディアではPRTIMESへ配信したリリース内容の更に深堀しています
【調査結果】芸能人が経営する飲食店の認知度ランキングTOP10
調査概要と回答者属性
まず、今回実施した調査の概要をご紹介します。
調査概要
- 調査期間:2025年12月09日〜2025年12月23日
- 調査対象:全国の10代〜70代の男女300人
- 調査方法:インターネットアンケート
- 有効回答数:300件
回答者属性
- 性別:女性216人(72%)、男性84人(28%)
- 年代:10代4人、20代60人、30代98人、40代72人、50代51人、60代13人、70代2人
30代〜40代が全体の56.7%を占め、働き盛りで外食機会の多い層から多くの回答を得られました。
認知度ランキング1位〜10位の発表
23の芸能人経営店舗について「知っているもの」を3つまで選択してもらった結果、以下のランキングとなりました。

認知度ランキングTOP10
1位:たむらけんじ「炭火焼肉たむら」- 31.73%(218人)
2位:宮迫博之「牛宮城」- 23.73%(163人)
3位:和田アキ子「お菜屋 わだ家」- 8.88%(61人)
4位:宮迫博之「みやたこです」- 7.86%(54人)
5位:はるな愛「大三(ダイザン)」- 5.24%(36人)
5位:小嶋陽菜「Her lip to CAFE」- 5.24%(36人)
7位:オモロー山下「山下本気うどん」- 3.93%(27人)
8位:アントニオ猪木「アントニオ猪木酒場」- 1.31%(9人)
9位:LUNA SEA真矢「天雷軒」- 1.60%(11人)
9位:EXILE TETSUYA「AMAZING COFFEE」- 1.60%(11人)
9位:ジャングルポケット斉藤慎二「斉藤さんだぞ!肉巻きおにぎり」- 1.60%(11人)
たむらけんじさんの焼肉店が圧倒的な認知度で1位となりました。宮迫博之さんの2店舗(牛宮城、みやたこです)も上位にランクイン。芸人が経営する飲食店の認知度が高い結果となっています。
認知経路はテレビとYouTubeが8割を占める
芸能人の店舗を知ったきっかけについても調査しました。

認知経路の内訳
- テレビ(バラエティ・情報番組・ニュース):58.7%
- YouTube(本人チャンネル・他芸能人・レビュー動画):21.0%
- SNS(Instagram・X・TikTok等):12.3%
- 知人からの紹介・口コミ:5.3%
- その他(ネットニュース・Web記事等):2.7%
認知の起点は圧倒的に「テレビ×芸能人トーク」でした。広告というより、番組内の文脈や雑談、話題化が強力な入口となっています。
YouTubeは”理解・深掘り・賛否含む記憶定着”の役割を果たしており、開店経緯や裏話、炎上も含めてストーリー消費されやすい傾向にあります。SNSは単体での初認知は限定的で、テレビ・YouTubeで知った後の「若い世代への認知・再接触メディア」として機能していることが分かりました。
認知度トップでも3割程度にとどまる実態
認知度調査で1位となったたむらけんじさんの「炭火焼肉たむら」でも、認知率は31.73%。つまり、約7割の人は認知していないという結果になりました。
2位の宮迫博之さん「牛宮城」は23.73%、3位の和田アキ子さん「お菜屋 わだ家」は8.88%と、認知度は急速に下がります。4位以下は10%を下回り、芸能人が経営していても一般の認知度獲得は容易ではないことが分かります。
この結果は、芸能人の知名度がそのまま店舗の認知度につながるわけではないことを示しています。テレビやYouTubeでの露出頻度、SNSでの話題性など、積極的な情報発信が認知度を左右する要因となっているようです。
認知度だけでは成功しない:店舗閉店が示す教訓
今回の調査で注目すべきもう一つの事実があります。
認知度5位タイ(5.24%)のはるな愛さん「大三(ダイザン)」が2025年7月末をもって閉店しています。さらに、コロッケさんが経営していた「pentolaC(ペントラック)」は、認知度こそ0.87%(6人)と低かったものの、2025年11月27日をもって閉店しています。
この2つの事例が示すのは、「認知されていること」と「経営が成功すること」は別問題だということです。認知度5%台の店舗も、認知度1%未満の店舗も、等しく閉店という結果に至っています。
芸能人の知名度による初期の話題性は確かに集客につながりますが、それを持続的な売上に転換するには、料理の質はもちろん、内装デザインを含めた「顧客体験の質」が不可欠なのです。
逆に言えば、認知度が高くても顧客体験の質が伴わなければ閉店に至り、認知度が低くても質の高い体験を提供し続ければ長く支持される。芸能人店舗の成否を分けるのは、認知度ではなく「リピートしたい」と思わせる実質的な価値なのです。
認知度と来店意向の間に大きなギャップが存在
「行きたい」はわずか36%、中立層が37%を占める
芸能人が経営する店舗への来店意向について尋ねたところ、以下の結果となりました。

来店意向の内訳
- 行きたい:8.3%(25人)
- どちらかというと行きたい:27.7%(83人)
- どちらでもない:37.3%(112人)
- どちらかというと行きたくない:19.7%(59人)
- 行きたくない:7.0%(21人)
「行きたい」と「どちらかというと行きたい」を合わせても36%にとどまり、最も多いのは「どちらでもない」という中立層でした。一方で、「行きたくない」という明確な否定派も26.7%存在します。
認知度トップ3の店舗は40%以上が知っているにも関わらず、実際に「行きたい」と答えた人は全体の36%しかいない。この大きなギャップが、芸能人店舗の経営課題を浮き彫りにしています。
認知されても来店につながらない3つの理由
調査結果から、認知されても来店につながらない主な理由が3つ見えてきました。
理由1:価格への不信感 「芸能人価格で高そう」という先入観が強く、コストパフォーマンスに疑問を持つ声が多数ありました。実際の価格設定がどうであれ、内装が過度に豪華だったり、芸能人の写真やサインだらけだったりすると、この印象はさらに強まります。
理由2:混雑への懸念 「並ぶのが嫌」「予約が取れなさそう」「落ち着いて食事できなさそう」といった、混雑や騒がしさへの懸念も目立ちました。話題性が高い店舗ほど、この傾向は強くなります。
理由3:品質への不安 「味が本当に美味しいのか疑問」「ネームバリュー先行で中身が薄そう」という品質への不信感も根強くありました。芸能人が飲食のプロではないという認識が、この不安を生んでいます。
話題性だけでは持続的な経営は難しい
今回の調査結果は、話題性だけに頼った飲食店経営の限界を明確に示しています。
認知度1位の店舗が閉店した事実、そして認知度と来店意向の大きなギャップ。これらは、初回来店のハードルを下げるだけでなく、リピート来店につながる「体験の質」を高めることが不可欠であることを物語っています。
そしてその「体験の質」を支える重要な要素の一つが、内装デザインなのです。
「行きたくない」と答えた人の3大理由

一方で、「行きたい」と答えた36%の人々からは、話題性や体験価値を求める声が多く寄せられました。
「話題のお店なので友人やお客様との会話の話題になると思った」(20代女性) 「もしかして会えるかもしれないという期待感と単純にどんな料理、味なのか気になる」(30代女性)
興味深いのは、純粋に「料理が美味しそう」という理由だけでなく、「話のタネになる」「本人に会えるかも」といった、飲食店としての機能を超えた価値を期待している点です。しかし同時に、「芸能人のお店ということで人気なのではないかと。並んだりするのは遠慮したい」(20代女性)という懸念も示されています。
この「興味はあるが不安もある」という層を確実に来店につなげるには、内装デザインで不安を解消することが不可欠です。
理由1:価格が高そう(芸能人価格への不信感)
「行きたくない」理由の中で最も多かったのが、価格に関する懸念でした。
「通常より価格設定が高そうなイメージがあり、混雑していそうだから」(50代女性) 「知名度を利用して、高い値段設定をしていると感じる」(20代女性)
実際の価格が適正であっても、「芸能人の店=高い」というイメージが強く先行しています。この印象を払拭するには、内装デザインで「適正価格を感じさせる」工夫が必要です。過度に豪華な内装は、かえって「高そう」という印象を強めてしまいます。
理由2:混雑していて落ち着けなさそう
2番目に多かったのが、混雑や落ち着きのなさへの懸念です。
「小さな子どもがいるのでもし並んだりするのは遠慮したい」(20代女性) 「芸能人目当てのお客さんが多くて騒がしそうなイメージ」(40代女性)
話題性の高い店舗は確かに混雑しがちですが、内装デザインの工夫で「混雑感」を軽減することは可能です。適切な動線計画、席間の十分な距離確保、視線を遮る仕切りの配置で、同じ客数でも体感する混雑度は大きく変わります。
理由3:味や品質に不安がある
3つ目の理由は、料理の品質への不安でした。
「味が本当に美味しいのか疑問なため」(30代女性) 「質よりも話題性を重視していそう」(40代女性)
料理の味は内装では変えられませんが、「品質へのこだわり」を視覚的に伝えることはできます。清潔感のある厨房デザイン、素材感を大切にした内装、職人の仕事が見えるオープンキッチンが、来店前の不安を和らげます。
中立層(37%)を動かすカギは「体験の質」
最も注目すべきは、全体の37%を占める「どちらでもない」という中立層です。
「芸能人だから、というより、コストパフォーマンスや飲食店であれば味を重視したい」(20代男性) 「誰が経営しているかよりも、食べたいと思い、味もサービスもいいのであれば行きたい」(60代男性)
芸能人という要素は「プラスにもマイナスにもならない」状態であり、実質的な価値で判断したいと考えている層です。この37%の中立層を動かすカギこそが、内装デザインを含めた「体験の質」なのです。
なぜ内装デザインが「行きたくない理由」を解決できるのか

ここまで見てきた「行きたくない3つの理由」——価格への不信感、混雑への懸念、品質への不安。これらは一見、料理の質やサービス、価格設定の問題のように思えます。
しかし実際には、これらの印象の多くは来店前に形成され、その判断材料の大部分を占めるのが店舗の外観や内装の情報です。
調査の自由記述でも、「YouTubeや、SNSでは、とても美味しそうなので、どちらかと言えば、行ってみたい」(50代男性)という声があるように、視覚情報が来店意向に大きく影響しています。
SNSに投稿された店内写真、テレビで映る空間の雰囲気、公式サイトのビジュアル。顧客はこれらの視覚情報から「高そう」「混んでそう」「品質が不安」という印象を抱きます。
逆に言えば、適切な内装デザインによって、これらの不安を払拭し、「行ってみたい」という意欲を高めることができるのです。つまり内装デザインは、単なる「見た目」ではなく、顧客の不安を解消し、来店のハードルを下げるため戦略的に設計する必要があるのです。
長く支持される芸能人店舗の内装戦略
たむらけんじさん「炭火焼肉たむら」の内装戦略:地域密着型の安心感

認知度1位で、かつ長年にわたり支持されているのが、たむらけんじさんの「炭火焼肉たむら」です。
この店舗の成功要因の一つが、過度な芸能人演出を避けた地域密着型の内装デザインにあります。高級すぎず、かといって安っぽくもない、親しみやすい雰囲気の空間づくりが、幅広い顧客層に支持されています。
たむらけんじさん本人が店舗に頻繁に立つこともあり、「芸能人の店」というより「地元の人気店」として認識されているのがポイントです。内装も、芸能人のブランディング要素を前面に出すのではなく、焼肉店としての機能性と居心地の良さを優先した設計になっています。
和田アキ子さん「お菜屋 わだ家」の内装戦略:和のテーマで温もりある空間づくり

認知度3位(8.88%)の「お菜屋 わだ家」は、豚しゃぶしゃぶと和食を提供する店舗として長年支持されています。
この店舗の内装戦略は、「和」をテーマに素材として「水・土・石」を取り入れ、日本の伝統と文化を空間で再現している点が特徴です。オープンキッチン・スタイルのカウンター席で調理過程を見せることで、品質への信頼感を醸成しています。
完全個室・半個室・掘りごたつ・テーブル席・カウンター席と多様な席種を用意し、接待からファミリー利用まで幅広いシーンに対応。「わが家のように寛げる空間」というコンセプトが、リピーターを生む居心地の良さを実現しています。
オモロー山下「山下本気うどん」の内装戦略:シンプルで洗練された和の空間

認知度7位(3.93%)の「山下本気うどん」は、うどん店という業態ながら長年支持されています。
この店舗の特徴は、「うどん酒場」をコンセプトに、カフェのような洗練された空間設計です。大きなガラス窓から光が差し込む明るい店内、白壁にうどんを模したシルエットというシンプルな装飾が、うどん店らしからぬおしゃれな雰囲気を醸成しています。
壁や中央に配された緑が、都会的でありながら落ち着ける空間を演出。カウンター席を中心としつつテーブル席も配し、一人客でも入りやすく、友人同士でも楽しめる柔軟性があります。「ゆったりと過ごしていただけるよう内装に配慮」というコンセプト通り、うどんを食べるだけでなく、居酒屋利用もできる空間設計が、幅広い顧客層の獲得につながっています。
話題性と居心地の良さを両立させる設計思想
長く支持される芸能人店舗に共通するのは、話題性だけに頼らず、飲食店としての本質的な価値を内装デザインで表現している点です。
芸能人の写真やサイン、派手な装飾で「芸能人の店」であることを強調するのではなく、料理のコンセプトや店舗の世界観を丁寧に表現する内装が、結果的に長期的な支持につながっています。
初回来店は話題性で呼び込めても、リピーターになってもらうには「また来たい」と思わせる居心地の良さが必要です。その居心地の良さを生み出すのが、内装デザインの役割なのです。
リピーターを生む空間づくりの共通点
長く支持される3つの店舗の内装には、以下の共通点があります。
1. 料理を引き立てるシンプルな空間 たむらけんじさんの焼肉店は過度な芸能人演出を避け、和田アキ子さんの店舗は和のテーマに素材を絞り込んでいる。余計な要素を排除し、料理そのものに視線が集まる設計です。
2. オープンキッチンで品質を視覚的に伝える 和田アキ子さんの店舗はオープンキッチン・スタイルのカウンター席、オモロー山下の店舗はカウンター越しに調理工程が見える設計。調理過程を見せることで、品質への信頼感を醸成しています。
3. 多様な顧客層に対応する柔軟性 完全個室から掘りごたつ、テーブル席、カウンター席まで、様々な席種を用意。一人客から接待、ファミリーまで幅広いシーンに対応する空間設計が、顧客層の拡大につながっています。
4. 「わが家」「地元」という親しみやすさ 和田アキ子さんは「わが家のように寛げる空間」、たむらけんじさんは「地元の人気店」という位置づけ。高級すぎず親しみやすい雰囲気が、リピート来店のハードルを下げています。
これらの要素が総合的に作用することで、「また来たい」と思わせる空間が完成します。
「行きたくない理由」を内装デザインで解決する5つのポイント

ここまで見てきた「価格への不信感」「混雑への懸念」「品質への不安」という3つの課題。これらは来店前の印象によって形成されるため、内装デザインという視覚的な要素で解決することが可能です。
以下、話題性を持続的な売上につなげるための、具体的な内装デザインのポイントを5つご紹介します。
ポイント1:適正価格を感じさせる素材選びと空間設計
「高そう」という印象を払拭するには、素材選びと空間の見せ方が重要です。
高級感と親しみやすさの両立 無垢材や左官仕上げなど質の高い素材を使いつつ、過度に装飾的でないシンプルなデザインにすることで、「質は良いけれど敷居は高くない」という印象を与えられます。
見える部分への集中投資 カウンターやテーブルなど、顧客の目に触れ手に触れる部分には上質な素材を使い、見えない部分はコストを抑える。この メリハリが、適正価格を感じさせる空間づくりにつながります。
価格表示の工夫 メニューボードやプライスカードのデザインも、内装の一部として考えましょう。手書き風のメニューや、価格を前面に出しすぎない表示方法が、親しみやすさと品格を両立させます。
ポイント2:動線計画で混雑感を軽減し、快適性を高める
混雑への懸念を解消するには、動線の工夫が不可欠です。
入口から席までのスムーズな誘導 入口で詰まらないよう、受付スペースと客席エリアを明確に分ける設計が重要です。待ち合いスペースを設けることで、順番待ちの顧客が通路を塞ぐことを防げます。
席間の適切な距離確保 テーブル間、カウンターの席間を十分に確保することで、物理的にも心理的にもゆとりのある空間になります。売上を考えると席数を増やしたくなりますが、1席あたりの単価を上げる方向で考えるべきです。
視線を遮る仕切りの配置 完全個室でなくても、パーテーションや格子、植栽などで適度に視線を遮ることで、プライベート感が生まれます。隣の席が気にならない設計が、落ち着いた食事体験を実現します。
スタッフ動線の最適化 厨房と客席、バックヤードを結ぶスタッフの動線を最短化することで、スタッフが慌ただしく動き回る印象を減らせます。効率的な動線は、顧客の快適性にも直結します。
ポイント3:清潔感と品質保証を視覚的に伝える厨房デザイン
品質への不安を解消するには、厨房の見せ方が効果的です。
オープンキッチンの採用 調理工程が見える厨房は、「隠すものは何もない」という透明性を伝えます。特にカウンター越しに調理する様子が見える設計は、ライブ感と信頼感を同時に演出できます。
清潔感を保つ素材選び ステンレスやタイルなど、清掃しやすく清潔感のある素材を厨房に使用します。汚れが目立たない暗い色ではなく、明るい色調を選ぶことで清潔さが際立ちます。
整理整頓された見せる収納 調味料や調理器具が雑然としているのではなく、整理整頓された「見せる収納」にすることで、プロフェッショナルな印象を与えられます。
照明の工夫 厨房エリアを適度に明るく照らすことで、清潔感と活気を演出できます。暗い厨房は不衛生な印象を与えかねないため、十分な照度を確保しましょう。
ポイント4:SNS映えと落ち着きを両立させる照明計画
若い世代を取り込むにはSNS映えも重要ですが、落ち着きも失いたくない。この両立が照明計画のポイントです。
ベース照明は落ち着いた色温度で 全体的な照明は2700K〜3000K程度の温かみのある色温度に設定します。これが空間全体に落ち着きをもたらします。
料理を照らすスポット照明 テーブルやカウンターの料理が置かれる位置に、上からスポット照明を当てます。周囲は暗めでも料理だけが明るく照らされることで、自然とカメラはそこに向き、美しく撮影できます。
アクセント照明で空間に表情を 壁面や天井に間接照明を配し、空間に奥行きと表情を与えます。この陰影がSNSでも映える写真を生み出します。
調光システムの導入 時間帯や客層に応じて照明の明るさを調整できるシステムを導入すれば、ランチは明るく活気のある雰囲気、ディナーは落ち着いた雰囲気と使い分けられます。
ポイント5:ブランドストーリーを体現する空間演出
芸能人店舗の強みは、オーナーの「物語」があることです。その物語を空間で表現することが、記憶に残る店舗づくりにつながります。
コンセプトの明確化 「なぜこの料理を提供するのか」「どんな体験を提供したいのか」というコンセプトを明確にし、それを内装デザインで表現します。コロッケさんがイタリアンレストランを開いた理由、たむらけんじさんが焼肉店にこだわる理由――そうしたストーリーが空間に現れていることが大切です。
控えめだが印象的な要素 オーナーの個性を表す要素は、1〜2箇所に絞って印象的に配置します。入口の一点、カウンター背面の一点など、「あ、そういえばこの人の店だった」と思い出させる程度の控えめさがちょうど良いのです。
素材やディテールへのこだわり 大げさな装飾よりも、使用する素材や細部の仕上げにこだわりを見せることで、「本気度」が伝わります。無垢材の木目、左官の質感、照明器具の選定――こうしたディテールの積み重ねが、ブランドの世界観を作り上げます。
余白を残す設計 すべてを語りすぎない、余白のあるデザインが想像の余地を残します。顧客自身が物語を補完できる空間こそが、記憶に残り「また来たい」と思わせるのです。
話題性を持続的な売上につなげる内装デザインの考え方
「初回来店」と「リピート来店」では求められる価値が異なる
芸能人店舗の内装を考える際、初回来店とリピート来店で求められる価値が異なることを理解しておく必要があります。
初回来店のきっかけは、芸能人という話題性です。しかし2回目以降は、「料理が美味しかった」「居心地が良かった」という実質的な価値が動機になります。
両者を両立させる設計 初回来店時には新鮮に感じられ、リピート時には落ち着ける。この両立を実現するには、シンプルだが質の高い素材を使い、細部にこだわった空間づくりが答えとなります。初回は空間全体の印象に目が行きますが、リピート時には細部のディテールに気づいていく。そうした発見の余地を残した設計が、長く愛される店舗を作ります。
芸能人の個性を活かしつつ、過度な演出は避ける
芸能人店舗の内装デザインで最も難しいのが、オーナーの個性をどこまで表現するかのバランスです。
調査でも、「炭火焼肉たむらは、予約をしていないだけでため息をつかれました。他の芸能人のお店もそんな感じなのかなと思っている」(30代女性)という厳しい声がありました。内装の美しさだけでなく、接客を含めた総合的な体験の質が重要だということです。
店内に芸能人の写真やサインが大量に飾られている、テレビ番組のロケセットのような演出過多な空間は、初回来店時には話題になるかもしれませんが、リピート時には「もういいかな」という気持ちにさせてしまいます。
芸能人という要素は、空間の「背景」として静かに存在する程度が理想的です。主役はあくまで料理と顧客体験であり、内装はそれを支える舞台装置なのです。
ターゲット顧客と運営を見据えた空間設計
最終的に重要なのは「誰に来てほしいか」というターゲット設定です。
ファン向けなのか一般顧客向けなのか、高単価店舗なのかカジュアル店舗なのか、接待利用を見込むのか一人客を取り込みたいのか。ターゲット顧客が「どんな体験を求めているか」を徹底的に考え抜き、それを実現する内装デザインを設計することが、話題性を持続的な売上につなげる鍵となります。
同時に、開業後の運営段階でのメンテナンス性も忘れてはいけません。清掃しやすい素材選び、傷や汚れが目立ちにくい工夫、補修・交換のしやすさ。開業時の美しさだけでなく、5年後10年後も美しく機能的であり続けられる内装こそが、持続的な経営を支えるのです。
飲食店の内装デザインで失敗しないための注意点
成功する内装デザインの4つの鉄則
内装デザインで失敗しないために、押さえておくべき4つの鉄則をお伝えします。
1. コンセプトを明確にしてから進める 「なんとなくおしゃれに」では統一感のない内装になります。提供する料理のコンセプト(伝統的か革新的か)、価格帯、ターゲット顧客(年代・性別・利用シーン)、店舗の世界観——これらを言語化し、デザイナーと共有することが理想の空間を実現する第一歩です。
2. 流行より普遍性を重視する SNSで話題の店舗を参考にするのは良いことですが、2〜3年で古く感じられるデザインより、10年後も色褪せない普遍的な美しさを目指しましょう。ベースは普遍的なデザインで構成し、流行要素は照明や小物など交換可能な部分で取り入れるのが賢明です。
3. 見えない部分こそ予算をかける 給排水・ガス設備、電気容量、空調・換気、防水処理——これらの基礎的な部分をケチると、開業後のトラブルや思わぬ追加費用が発生します。見える部分は工夫次第でコストを抑えられますが、インフラは妥協すべきではありません。
4. 実績豊富なデザイン会社を選ぶ 同業態の実績があり、設計から施工までワンストップで対応でき、コンセプトを引き出す提案力のある会社を選びましょう。過去事例の焼き直しではなく、その店舗だけのオリジナルデザインを提案してくれるかがポイントです。
まとめ:話題性と持続性を両立する内装デザインが成功のカギ
調査結果から見えた消費者の本音
今回の300人調査で明らかになったのは、認知度の高さと来店意向の間には大きなギャップがあるという事実です。認知度1位のたむらけんじさん「炭火焼肉たむら」でも31.73%、つまり約7割の人は認知すらしていません。そして認知している人の中でも、「行きたい」と答えたのは全体の36%のみ。認知されることと、実際に来店してもらうことの間には、価格への不信感、混雑への懸念、品質への不安という大きな壁があります。
「その芸能人がどういう思いで作った店舗かというところもあるが、往々にして認知度を使って稼ぐためにという店だと思うので、積極的に行こうとは思わない」(30代女性)
この厳しい意見が示すのは、消費者は「芸能人の名前貸し」を敏感に見抜いているということです。だからこそ、内装デザインで「本気度」を伝えることが重要なのです。
内装デザインは「話題性を売上に変換する装置」
芸能人店舗の強みは、オープン時の話題性です。テレビやYouTubeで取り上げられ、多くの人に認知されます。しかし、その話題性を一過性のブームで終わらせず、持続的な売上につなげるには、「また来たい」と思わせる体験を提供する必要があります。
その体験を支えるのが、内装デザインです。料理が美味しいのは大前提として、そこで過ごす時間が心地よく、記憶に残る。そんな空間づくりこそが、リピーターを生み出します。内装デザインは、話題性という「点」を、持続的な売上という「線」に変換する装置なのです。
RAWMANの無料相談で理想の店舗を実現
株式会社RAWMANでは、多数の飲食店を含む店舗デザイン実績があります。
今回ご紹介した調査結果のように、「認知されても来店につながらない」という課題は、芸能人店舗に限ったことではありません。すべての飲食店が直面する、「どうやって持続的に顧客に選ばれ続けるか」という普遍的な課題です。
RAWMANでは、コンセプト作りから設計・施工まで一貫してサポートし、お客様の想いを形にします。
- 曖昧なイメージを具体的なデザインに昇華させる提案力
- 飲食店特有の機能性と美しさを両立させる設計力
- 設計から施工まで一貫対応による確実な品質管理
- 開業後も相談できる長期的なパートナーシップ
飲食店の開業や改装をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。話題性を持続的な売上につなげる内装デザインを、一緒に考えましょう。